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「法華寺浴室 実測図」昭和54年を買取り

カテゴリー/ 国史(日本史、戦史、考古学) |投稿者/ ぶっくいん高知
2017年05月14日

法華寺浴室(からふろ)と読み、

記録の上では日本最古のお風呂(それまで風呂はなたったのか?)

浴室は瓦ぶきの建物で、畳一畳ちょっとの大きさの2部屋に分かれている蒸し風呂のようです。

※天平時代、光明皇后の「我自ら千人の垢(あか)を去らん」という1000人施浴発願によって建てられた浴室で、日本の社会福祉の原点とも言える建物がこの浴室(からふろ)。皇后が患者の垢を流していると、1000人目は膿(うみ)を垂らした老人。「膿を吸ってくれ」と言う老人に皇后が嫌がりもせず吸おうとすると、病気の老人は仏になり光明を放った、という伝説も残っている。
切り妻造りの妻入り、桟(さん)瓦ぶきの南向き建物(幅約6メートル、奥行き約4メートル、高さ約4メートル)。中は二つに区切られ、東側に竈部屋、西側が浴室となっている。この浴室は蒸気導入方式の蒸し風呂で蒸気浴。竈部屋には二つのカマがあり直径約70センチの大きな方は浴室に蒸気を送るためのカマ。小さいほうは薬草を煮るときなどに使うカマ。大きなカマの上は浴室となっていて戸棚のような浴室の扉を開けて入る。蒸気はすのこ状の床板から出て浴室を充満させる仕組み。浴室西側には水桶(おけ)があり、体を冷ますために使う水がためられる。

その「法華寺浴室 実測図」東京藝術大学建築科を買取りさせていただきました、ありがとうございました。

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